千葉の電車・JR編~内房線~

青春18きっぷって知ってますか?JRの全部の普通列車・快速列車が1日乗り放題になる券です。18歳までしか使えないわけではなく、期間内なら誰でも使うことができる切符です。私はこの切符で日がな一日電車に乗ってぼーっとするのが好きです。私は電車にはあまり詳しくないのですが、地方の景色を眺めながらのんびりゆったり過ごすことが出来てなんだか楽しいのです。特にお気に入りは千葉県の電車です。海も山もある千葉県は都心からも近く、程よい距離で美しい景色も見られるのが良い所だと思います。今回はそんな私の千葉のお気に入り路線をご紹介します。

内房線について

内房線(うちぼうせん)は、千葉市中央区の蘇我駅から房総半島の東京湾川を経由し、鴨川市の安房鴨川駅へ至る鉄道路線です。千葉市から東京湾沿いに房総半島を南下するこの電車は美しい太平洋の姿を望みながら鴨川へと至ります。蘇我駅で外房線から分岐し、安房鴨川駅で再び外房線に接続するので、この二つの路線を乗り継げば房総半島を一周できるということです。因みに、千葉駅から安房鴨川駅までの距離は、外房線勝浦経由より内房線経由の方が29.9㎞長いのだそうです。本来は蘇我駅が起点なのですが、外房線の千葉駅まで乗り入れており、千葉駅から君津駅間は複線区間となっています。この区間は列車の本数も比較的多く、東京方面からの快速電車も乗り入れています。君津駅から南は単線区間となり、列車半数は少なくなります。蘇我駅から館山駅間では東京から京葉線経由で特急列車が乗り入れていますが、房総半島の南端地区に当たる千倉駅から安房鴨川駅間では特急列車の運行が無く、ローカル輸送中心となってきます。ちなみに特急列車の運転は日中は無く、朝と夕方から夜の通勤時間のみの運転となっています。

路線の詳細

  • 管轄・・・東日本旅客鉄道
  • 路線距離・・・119.4㎞(蘇我駅~木更津駅~安房鴨川駅間)
  • 駅数・・・30駅(内房線所属駅に限定した場合、外房線所属の蘇我駅が除外され、29駅となる)
  • 軌間・・・1067㎜
  • 複線区間・・・蘇我駅~君津駅間
  • 電化区間・・・全線(直流1500V)
  • 閉塞方式・・・自動閉塞式
  • 最高速度・・・蘇我駅~君津駅間:優等列車120㎞/h・普通列車110㎞/h、君津駅~安房鴨川駅間:95㎞/h
  • 運転指令所・・・千葉総合指令室

エリアごとの特徴

蘇我駅~君津駅エリア

前述した通り、内房線の積尸気な起点は蘇我駅であり、千葉駅~蘇我駅間は外房線に乗り入れている形になっています。内房線の普通列車は千葉駅を発着駅とするため、JRの旅客案内やウェブサイトでの乗換案内では内房線の起点は千葉との案内表記が多く、千葉駅~蘇我駅間は内房線・外房線が共用している状態となっています。この区間は東京や千葉のベッドタウンであり、沿線は新興住宅地に囲まれています。特に蘇我駅~姉ケ崎駅間は住宅地の密度が高く、乗車人員が多い駅が続きます。姉ケ崎駅以南も東京のベッドタウンとしての開発が続いており、利用者の利便性向上のために浜野駅・長浦駅・袖ケ浦駅には快速・通勤快速が終日停車するようになりました。東京都心への通勤・通学利用が多く。ラッシュ時には千葉駅発着の普通列車のほかに、総武線に直通する快速、京葉線に直通する快速、通勤快速が設定されており、同区間から東京都心まで1本の列車でアクセスでき、大変便利です。特に京葉線の通勤快速は、京葉線内での通過駅が多いこともあって、所要時間を大幅に短縮しています。利用者が多いために、木更津駅までは日中でも1時間に4本、君津駅までは3本の列車が運行しています。また、日中でも総武線快速が直通運転として君津まで乗り入れています。

君津駅~館山駅エリア

君津駅以南は東京湾と房総丘陵の間のわずかな平地を、東京湾の沿岸に寄り添う形で走行しています。沿線にはマザー牧場や鋸山などの観光スポットや、多数の海水浴場が点在しています。また、館山は南房総の観光拠点の一つでもあり、この区間は観光地へのアクセスとしての役割もはたしています。海岸沿いを走るため車窓が非常に美しく、特に佐貫町駅~安房勝山駅間は絶景スポットとして有名です。また、海岸沿いを走行するため、風の影響を受けやすく、しばしば運休します。複数ある風規制区間のうち、特に運転中止になりやすい佐貫町駅~上総湊駅間では、防風柵の設置が行われ、2012年3月21日に完成しましたが、それ以外の区間でも風規制になることも多く、線区全体での対策が求められています。この区間の沿線人口は少なく、館山市街地意外は集積した市街地がないため、乗車人員が300~400人程度の駅が連続しています。君津駅を境界にして利用者数に大きく差があるため、君津駅以南の普通列車は、日中は1時間に1本しかなく、路線も単線になります。また、このエリアを通過する観光客の数も減少傾向にあります。東京湾アクアラインや、館山自動車道・冨津館山道路・国道127号館山バイパスの開通により、東京から南房総へのアクセスは自動車の比率が劇的に高まりつつあり、これが君津駅以南の観光利用客を減少させ津結果となりました。平日日中の特急「さざなみ」が軒並み定期列車から臨時列車に変更されたのがその代表的な例です。

館山駅~安房鴨川駅エリア

館山駅から先は進路を東に変え、外房線と連絡する安房鴨川駅を目指します。千倉駅~安房鴨川駅間は太平洋の沿岸に寄り添って進み、海水浴場やマリンスポット・マリンリゾートなどの海に関するレジャー施設が多くなります。千倉駅まで特急「さざなみ」が乗り入れ、千倉駅~安房鴨川駅間は普通列車のみの運行となります。このエリアを利用する人の目的は、館山駅~安房鴨川駅館の両都市間の移動と、南房総の観光の入り口の一つである千倉駅への観光利用、安房拓心高等学校の最寄りである南三原駅への通学利用がほとんどです。

内房線の運行

内房線は普通列車を中心としたダイヤ編成となっており、主に千葉駅を始発・終着としています。東京方面から直通する列車は、東京駅~千葉駅間は総武本線を、千葉駅~蘇我駅間は外房線を経由します。また、特急列車と一部の普通列車は京葉線を経由し蘇我駅から内房線に合流します。優等列車として京葉線の東京駅から君津駅・館山駅まで特急「さざなみ」が運転されています。かつては特急「ビューさざなみ」や、朝の上りに「おはようさざなみ」、夕方下りに「ホームタウンさざなみ」が運転されていましたが、2005年12月10日のダイヤ改正で「さざなみ」に統一されました。また、臨時列車ですが、週末には主に新宿駅~館山駅間を走る特急「新宿さざなみ」も運転されています。

普通列車

普通列車は主に千葉駅~館山駅・千倉駅・安房鴨川駅館の列車が1時間あたり1本程度のペースで運行されています。千葉駅~木更津駅・君津駅・上総湊駅間の区間列車も設定されています。千葉駅~木更津駅・君津駅間は利用者数が多いため、1時間あたり4本程度運行されています。かつては安房鴨川駅で外房線と相互直通を行う列車もありましたが、現在は安房鴨川駅を超える列車はありません。また、京葉線経由で君津発東京行きの普通列車が夜に2本設定されています。千葉駅~千倉駅間では最大10両編成、千倉駅~安房鴨川駅間では最大8両編成で運転されています。

快速列車(横須賀・総武快速線直通)

総武線快速が君津駅まで乗り入れています。本数は一部時間帯を除き1時間あたり1本で、日中の房総方面に向かう列車は一部を除き内房線への直通列車となっています。以前は内房線沿線の複数の駅を通過しており、蘇我駅からの停車駅は八幡宿駅・五井駅・姉ケ崎駅・木更津駅でしたが、沿線自治体による快速停車の陳情や駅周辺のベッドタウン化などで徐々に通過駅が減っていき、2001年12月1日の改正でラッシュ時のみ袖ケ浦駅に停車、2004年10月16日からは長浦駅・袖ケ浦駅に終日停車し、2009年3月のダイヤ改正では浜野駅、2010年12月4日のダイヤ改正から本千葉駅にも停車するようになり、千葉以南の通過駅は巌根駅のみとなっています。列車の編成長は15両または11両編成です。

快速・通勤快速(京葉線直通)

京葉線の快速・通勤快速のうち朝夕の一部列車が君津駅まで乗り入れています。快速は、平時ダイヤでは朝に上り1本、夜に下り4本運転されており、すべて君津駅発着での運転となっています。土・休日ダイヤでは、朝に上り3本、夜に下り5本運転されており、朝の上りのうち1本のみ上総湊発で、残りは君津駅発着となっています。下りの上総湊行きは運転されていません。通勤快速は平日のみ運転されており、朝に上り2本、夜に下り1本の運行となっています。朝の上りのうち1本のみ上総湊発ですが、下りの上総湊行きは運転されていません。内房線内の停車駅は快速と同じです。このほか普通列車が夜に上り2本運転されており、夜1本目の快速と平日の通勤快速が、君津駅到着後に折り返す運用となっています。平日の夜3本目の快速は、君津駅到着後、普通列車として君津駅~千葉駅を1往復します。これは、京葉車両センターに所属する京葉線の車両が千葉駅に乗り入れる唯一の運用です。

絶景ポイント

東京湾を囲むようにせり出しているのが千葉県の房総半島です。その房総半島の東京湾側を走っている内房線は、東京駅から40分ほど電車に乗ると着く千葉駅から乗ることが出来ます。海沿いを走るこの列車は車窓からの風景がとても綺麗で、私のお気に入りになっています。私は秋田県出身で、内陸の山間部に住んでいたせいか、鎌倉の江ノ電や新津から秋田までを走る羽越本線など海岸線を走る電車がとても好きです。私が青春18きっぷで電車の旅をしようと思ったきっかけも海沿いの電車に乗りたいからというものでした。そして最初に見つけたのが内房線でした。東京からも1時間弱で行けて、海が見える時間が長いというのが決めてでした。私のお気に入りの内房線でも特にお勧めのポイントをご紹介します。千葉駅から更に1時間程内房線に揺られると、佐貫町駅に到着。佐貫町駅からいくつかの短いトンネルを超えると、目の前に東京湾が広がる絶景ポイントが現れます。線路と海の間には道路一つしかないという状態が暫く続き、波しぶきにも触れられそうな感覚を味わえます。また、途中の浜金谷駅では陸地側に注目です。ここにはまるでノコギリの歯のような断崖絶壁が続く観光名所「鋸山」があるのです。また、この周辺からは晴れた日には対岸の富士山を望むことができます。東京湾に浮かぶ富士山の姿は壮大です。夕方には沈む夕日で金色に染まった東京湾と富士山のコラボレーションが見られるかもしれません。夜には釣り船のランプや三浦半島の夜景も見え、とてもロマンチックです。海だけでなく、山や川に囲まれた田園風景も楽しめます。特にお勧めなのは袖ケ浦~巌根駅の間です。この区間は線路沿いに建物がなく、どこまでも続く風景を堪能することができます。春には新緑、夏には稲が風になびく姿、秋には頭を垂れる黄金の稲穂、冬には雪景色になることもあります。四季折々の風景を楽しめるのも内房線ならではの醍醐味かもしれませんね。